声明「県知事選挙の結果について」を発表しました。
明るい県政をつくる県民の会は、長野県知事選挙の結果を受けて、下記の声明を発表しました。
県知事選挙の結果について
2022年8月9日 明るい県政をつくる県民の会
「明るい県政をつくる県民の会」(県民の会)は、「県民の会」代表委員の金井忠一氏を候補者として擁立し、県政転換をめざして県知事選挙を闘い、6万7758票(9・8%)を獲得。善戦・健闘しましたが、勝利することはできませんでした。
支援していただきました県民のみなさん、「県民の会」に結集された団体・地域・個人のみなさんの最後までの奮闘に心から感謝します。そして、猛暑の中、「県政を変える」と本気の構えで、気迫の訴えを続け、勇気と希望、元気を与えてくれた金井忠一候補にあらためて敬意と感謝を表明します。
今回の知事選挙は、「どの政党からも推薦を受けない」としながらも、自民党を主軸としたオール与党や県経済界の支援を受けた現職知事と、日本共産党の推薦を受けた「県民の会」代表の金井候補との、事実上の一騎打ちとなりました。
私たちは、「憲法を生かし、県民に寄り添うあったか県政への転換」を掲げて、選挙戦に臨みました。金井候補の政策や公約、人物像が届いたところでは確実に共感を広げました。金井候補の、「市町村と協力して給食費を無料にする」「実効あるコロナ対策」「リニア建設を中止して検証する」「子どもの医療費の完全無料化」などの具体的な訴えは、論戦をリードしました。『信毎』の出口調査でも、「金井氏は小中学校の給食費無償化や、子どもの医療費の自己負担分廃止などを主張。子育て支援に関心の高い層から一定の支持を受けた」と分析しています。金井候補の具体的提案は、いよいよこれからの県政で問われることになります。
一方、「県民の会」として、訴えを広い有権者に届ける点で、また投票行動にまで結びつける上で不十分さを残し、今後の課題として深めていきたいと思います。同時に、金井候補が果敢に立候補し、訴え続けたことが、県民に、県政の実態を伝え、県政を考える機会をつくり、県政をより身近なものにする一歩になったことは間違いありません。
投票率は過去最低の40・94%にとどまりました。新型コロナの感染急拡大や猛暑などの客観的条件や「県民の会」の主体的な努力が十分でなかったこともありましたが、オール与党体制の中で「県政がわかりにくい」という声もありました。選挙戦でも現職知事は具体的なことは語らず、争点をぼかし、政策論戦を避けてきたことも、投票率があがらない主要な要因になったと考えます。
「県民の会」は、私たちが知事選挙で訴えた公約の実現に力を尽くすとともに、引き続き、県民要求をくみ上げ、県民の世論と運動で県政を前にすすめるために全力をあげる決意です。(以上)